※現在大変多くのご注文を頂いており、一部種類について製造が遅れております。現在ご注文分は5月25日以降発送の予定となっております。大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承くださいませ。
海を優雅に泳ぐクジラをイメージしたナイフ 土佐の伝統工芸士が一本一本しっかり作っています。種類は全部で6種類。愛くるしいデザインだけでなく、緩やかな曲線を描くこのナイフは自然と手に馴染み、使い心地のいいあなただけのナイフとなります。日本の伝統工芸品の土佐打ち刃物で造られたナイフ。鉛筆削りやペーパーナイフ、カッティングナイフとしていかがでしょうか?
くじらナイフ
くじらナイフが誕生したきっかけは、1998年にある母親から、「子供に鉛筆を削らせたいので、先の尖っていないナイフを作ってほしい」という相談が始まり。早速デザインをしていると、なんとなく“くじら”の形に、これだったら高知のイメージにもぴったり!尚且つ安全で危険なイメージも和らぐのではないかと思い製作を開始。 いろんな方々の知恵を借りて試行錯誤した結果“くじらナイフ”が完成。このクジラナイフも2種類の鉱物を組み合わせて作っており、打刃物の工程で行われる焼き入れ(※1)、油戻し(※2)もしっかりしていて、切れ味は抜群!
※1 焼き入れ・・・刃物の硬度、固さを決める大切な作業が「焼入れ」です。火の色と焼け具合で温度を見極めます。
770度~800度で熱したのち、水で急速に冷やすことにより鋼は硬くなります。
※2 油戻し・・・刃物には硬度だけでなく、ねばりも必要です。そのために行うのが油戻しです。
油焼戻し温度はおよそ170度~220度。軽く焼いて今度は空気中でゆっくり冷やしていきます。
こうすることによって鋼の組織に粘りが戻ってきます。(刃物の用途、厚さにより変わってきます。)
2種類の鉱物はそれぞれの特徴をもっており、この工程を行う事で硬さと粘りをだし、良く切れ、曲らず折れにくい刃物に仕上がります。
●土佐打刃物(とさうちはもの)とは
平成10年に経済産業大臣に指定された日本の伝統的工芸品です。
高知県で国指定の伝統工芸品はこの土佐打刃物と伊野町の土佐和紙の2つのみになります。
●土佐打刃物の歴史
高知県は屈指の温暖多雨地であり、古くから良木に恵まれ多くの木材を搬出してきました。
それに伴って、山林伐採に必要な打つ刃物が造られてきました。
江戸時代初期、土佐藩の財政窮迫の復興として森林資源の確保および新田開発等の振興政策を受けて、
農林業用打ち刃物の需要が一気に拡大します。
この頃から刃物生産技術が著しく発展をとげ、量産体制および品質の向上が図られ、土佐打刃物が確立されました。